搾乳器で搾ると乳首が痛い
搾乳器で搾ると乳首が痛い
搾乳器でおっぱいを搾る時にどれくらいダイヤルを上げていますか?たくさん上げるとたくさん出てくるような気がするかもしれませんが、痛みを感じるぐらい圧を上げてしまうとおっぱいが上手く出てこないばかりではなく、乳首を傷つけてしまいます。
私達がストローを吸うときは強く吸い上げたほうがたくさん飲むことが出来ますが、母乳は母乳を作り押し出す為のホルモンが働いでおっぱいが排出されます。このホルモンは痛みがあったり、ストレスがあったりすると働きが弱くなってしまうので、ホルモンが上手く働いてくれるようにする為には、お母さんが痛みを感じないぐらいの圧(赤ちゃんがおっぱいを吸っている時と同じぐらい)で搾乳をしてあげることが大切です。このホルモンが上手く働いていると、おっぱいがチクチク、あるいは湧き出てくるような感覚(射乳反射といいます)を感じることはありますが、強い痛みではありません。人によっては全く感じない方もいますが、1回の搾乳で3〜4回この反射が起こります。ですからこのような違和感を感じることがあることを知っておくと安心できますね。
圧がきちんと設定されているにもかかわらず痛みが起こることもあります。例えば、乳首が傷ついている場合や搾乳器の搾乳口の大きさが合っていない場合などです。搾乳口が硬いプラスチックの場合は、搾乳口が乳首に触れない大きさのものを選ぶようにして下さい。搾乳口が搾乳中に乳首に触れていると、乳首が摩擦されてしまうので傷ついてしまうことがあるからです。
もしも圧を下げてみても乳首に痛みがある場合は、乳首が傷ついていたり、感染や血管攣縮といって乳首への血液の流れが上手くいかない状態になっている場合もあります。
搾乳は痛みがないのが普通なので、もしも問題が上手く解決しない時は一度ご相談下さいね。
搾乳器で搾ると乳首が痛い
2016年5月9日月曜日